「逃げ上手の若君」を観てみた。

雑記
これは諏訪SAにあった、鉄腕DASHの企画でTOKIOメンバーが作った巨大オルゴール。今もあるのかな?

かぴです。

最近アニメ放映が始まり、ネットを沸かせている「逃げ上手の若君」。元々原作は「面白い」と聞いていて、「北条時行」という実在の人物がモデルになっているのは知っていたんですけれど、北条時行のこともよく知らなかったんですよね。

さて、どんなものか気になってAmazonプライムで観ました。

 

 感想:めっちゃ面白い。ゾクゾクする。

 

 江戸時代くらいまでの、武士が活躍し戦争が当たり前だった時代って、命の価値が現代より軽いんですよね。大将”首”って言うくらいでまず敵方の権力者なら殺して当たり前だし、味方であっても邪魔な存在なら暗殺するのはよくあること、禍根を残さないために一族皆殺しもよくあること。ただの喧嘩で死なせてしまうこともあるし、口減らしとして子どもを殺すこともある。犯罪者の処刑も今より格段に多いし、責任を取るため/誇りを守るために死ぬことも当たり前。人間だけじゃなく当時は「犬追いもの」という、逃げる犬を馬の上から武士が先を布で丸くした矢で射る”訓練”もあったし(犬はケガを当然するし、当たり所が悪ければ死ぬ)、武士の試し切りで動物が命を落とすこともザラだった様子。

 現代の歴史モノって、人の死がナレーションや後日談などで間接的に分かるように描写されていたり、とてもソフトに「生死不明」とされていたりすることが多いですが、「逃げ上手の若君」は結構ダイレクトにその辺描いているなぁと思いました。武士はもちろん殺され、北条氏の下暮らしていた平民も略奪・殺戮の対象になってしまう様子が生々しい。武士の仕事の本質は「殺人」ですから、子どもの頃から殺人は当たり前のものと刷り込まれて技術も叩き込まれているし、殺せば殺すほど殺人に対して感覚が麻痺していくはずなので、アニメに描写されていたような残酷なこともしていたはずなんですよね…。

 時行も、おつきの者たちもとっても可愛いけれど、周囲の人物たちや環境は写実的(現代のネタを入れたりギャグを入れたりしてソフトにはしていますけれどね。)で、ギャップにゾクリとしてしまいます。

 主要人物として諏訪頼重(これがまた面白いキャラで今のところ一番好きですw)が出てきて、これからは長野県の諏訪市が舞台になっていくみたいで楽しみです。これから「逃げ上手の若君」が人気になれば、聖地巡礼でさらに賑わうでしょうね。

 諏訪といえば、諏訪大社には何度か行きましたし、結構近い親戚も住んでいます。諏訪大社の神話や伝説、歴史もある程度調べたことがあります。神道の世界でも重要な拠点であり、地理的にも面白い場所であり、私は諏訪は大好きです。

 またこのブログで、「逃げ上手の若君」のネタも交えて諏訪大社についても紹介していけたらいいな、と思います。

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