虎に翼

かぴです。

出産してから、産褥期を手伝いに来てくれた母の影響で朝ドラを視聴しています。ブギウギが終わり「虎に翼」が昨日から始まりましたね。

好きになれるか、ちょっと心配していました。「女はこうあるべき」が世の中で肯定され、法的にも男尊女卑がまかり通る時代のお話ですから。

現代にも、「(見た目だけで動きづらいし寒いのに)女だからスカートをはくべきだ」「(辛いことをどう感じるかは人それぞれなのに)男なのに泣くな」など、性別による理不尽が残っていますが、こういうのが心底嫌いな私にとっては、重い時代だなと…。

お試しと思って1,2話を視聴してみたのですが、主人公が聡明なのにどこか抜けた感じ。長いものに巻かれていれば楽だけど、それに納得できず自分の意思を大切に持っているところ。好きになりました。もちろんこれからの口癖になりそうな「はて…?」も。

オリラジの藤森さんとか、田中真弓さんが出演してきたところも面白い。Xにて、田中真弓さんが「これから船の仲間が来る」という発言をしているポストを視まして、一体だれが来るのかも楽しみ(笑)

2話の中で「女の幸せが結婚の中にあるとは思えない」という寅子の心情が語られますが、今の若い人はまさしくそう思っているんですよね。女も男も。

上の世代からは、「結婚は人生の墓場」的な話を聞かされるし、ネット上にも夫や妻の愚痴がつらつらと書き連ねられている。子どもを産めば、大変なこともいっぱいあるし、お金だってトータル2000万円かかるとされている。1人で楽しめる娯楽も増えている。スマホが普及して連絡を取りやすい世の中だから、簡単に親戚と連絡ができちゃう。それがまた面倒。同居ともなれば赤の他人たちのライフスタイルに無理矢理馴染んでいかなければならない。

結婚のメリットデメリットを比べれば、「恋人は作っても結婚はしない」という選択を取る人も多くなるのは仕方ないのかなと思います。

日本の場合、事実婚を認めず法律婚と戸籍でガチッと縛ってしまうところにも、若い人に受けない理由がありそうと感じます。頑なに夫婦別姓選択制を認めないところも、男女ともに社会で活躍を、というわりに柔軟性に欠けると感じてしまいます。

夫婦別姓選択制といえば、このままの夫婦同姓制度を維持していくと、2500年頃には全国民が「佐藤さん」になってしまうんだとか。そうなったら、姓は個人を特定するための役割を成さないので、それ以前にあった「(出身地)の(名前)さん」と呼ぶ方式に戻ってしまったりして…(笑)ああ、この辺はまた別個にブログにしようかな。

ちょっと脱線しました(^^;)

朝ドラ「虎に翼」、これからが面白くなりそうなので、もうしばらく視てみたいとおもいます。

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