鍼灸のおかげ! 経験談

かぴです。

先日、お灸についての話を書いたのですが、西洋医学の力ではなかなか改善しない症例について、鍼灸には何度も助けてもらっているので、それについて経験談を書こうと思います。

効果てきめんでびっくりした順番で書きますね。

鍼灸のおかげ!経験談ベスト3

1、「完治半年」と言われた首のうしろの痛みがすぐ消えた!

飲物を飲み干すために頭をクイッと持ち上げると、後ろの頭の付け根の部分がギッと痛くなりました。1回ギッと痛くなってからというものずっとその症状が続いていて、整形外科に行って診てもらうと、「ストレートネック気味になっている、これが原因だろう」そして「姿勢に気を付けて、痛くなくなるまで半年程度」と言われました。

半年も首が痛いのかー;;と悲しく思いながら、一応鍼灸院で相談してみようと思い、後日鍼灸院で話しました。

すると、先生は首を少し触診して、「あー・・・」と言ったあと(何が分かったのかは分からない)、「深めの鍼刺しますよ。ツーンと重い感じがすると思いますけど、頑張ってくださいね」と言い、間もなく首の後ろに鍼をツプリ…。言われた通り、体の奥深くでツーーーンと、痛くないけどウーッと顔をしかめたくなる感覚が!でも長くは続きませんでした。「次回、もう1回やりますからね。それで痛くなくなるといいんですけど…」

その日はすぐには変化がありませんでしたが、翌朝、確かめると…なんと!痛みがかなり軽くなっているではありませんか!!

後日、もう一度鍼灸院を受診して、同じことをもう1回やったら、それできれいさっぱり痛みは消えました。

信じられませんでした。整形外科では「消えるまで半年かかる」と言われていた痛みが、鍼灸2回で消えました!それ以来、再発はしていません。

2、突発性難聴(低音障害型)の予後が改善

大学生のある夏の日、転寝から目覚めたら、左耳が、耳元で扇風機でも回されているようなゴーッという耳鳴りに支配されていました。翌朝も症状変わらないどころか車の音やシャワーの音などが耳の中で反響して悪化する始末。耳鼻科に行くと、低い音が聞き取れていないと分かり「突発性難聴」と診断されました。その日のうちにステロイド点滴を受け、幸い翌朝には症状が消えていました。しかし1か月後に再発し、こちらは強い症状が落ち着いた後も「自分の声や子どもの声、皿が触れ合う音に『ブォン』という風のような耳鳴りがついてまわる」という症状が残りました。耳鼻科からは、ビタミンB12剤(メチコバール)が処方され、ひたすらそれを飲み続けていました。

母に促されて、人生初鍼灸。盲目のおじいちゃん先生でした。それでも、私の首を触診して、こう言いました。「首の筋が針金が入ったようにゴリゴリだよ。これを少しずつほぐしていこうね。」

それから、何度かその鍼灸院に通いました。首の横だけでなく、耳の裏、耳たぶの下などにも鍼を刺され、ゴリゴリと刺激されたものですから「ヒーッ」と声が出そうになることもしばしばでしたが…首が柔らかくなるにつれ、耳鳴りも気にならなくなっていきました。もちろん薬を飲むこともなくなりました。

今は、疲れるとたまにそういう症状がぶり返すことがありますが、普段の生活には全く支障がありません。

3、好転反応?が出て、その後スッキリ

当時、異動したばかりで初めてだらけの仕事がうまくいかず、連日深夜に帰っていました。当然疲れが溜まってくるわけで、そのうち常に砂利が詰められた半纏を着ているような重さを感じるようになってしまいました。これはいけないと思い、鍼灸院に行きました。

しっかり鍼を打ってもらい、電気刺激もしてもらい…。

翌日…この日は休日だったことに感謝しました。

なぜなら、1日中とにかく眠かったんです。食事とトイレ以外はひたすら眠ってしまいました。家事をやろうとしても、ひどく眠くて取り掛かれません。寝だめしようとか、そういう意図は一切なかったのに。1日中ほとんど眠っていたのに、夜もぐっすり眠れてしまいました。

すると、この翌日…嘘のように体が軽くなっていました!鍼灸院に行く前に感じていた砂利半纏も消えていて、スッキリした状態で仕事に行けました。

鍼灸院の先生には特には何も言われていないし聞いてもいませんが、おそらく、調子が悪くなっていた体が正常な状態に戻ろうとするときに出てくる、「好転反応」だったのではないかと思います。

まとめ…鍼灸のすゝめ

鍼灸って、傍目から見ると「痛そう」ってなるんですよね。確かにそうです、だって体に針を刺しているのだもの。

確かに、たまにですが痛いときもあります。でも痛いと言っても蚊に刺されたときのような小さい痛みですし、大体痛くありません。痛くないどころか、何故か心地よく感じますし、何ならそのまま寝落ちかけたことが何度かあります。

(ちなみにですが、日本で主流のやり方は、管鍼法(かんしんほう)という、細い管の中に鍼が入っていて、それを指で打ち出して刺すやり方です。今の鍼灸院は大抵こっちでやります。これはほとんど痛くありません。一方で、撚鍼法(ねんしんほう)は、管はなく、指でアシストしながら刺してクリクリ回すもの。こっちは痛めです。多分2のおじいちゃん先生がやったのはこっちだと思います。中国では主流だそうです。詳しくはこちらの動画をどうぞ)

西洋医学の力も素晴らしいですが、千年以上の歴史を持つ東洋医学の力も素晴らしいですよ。

今回は私の経験談でしたが、私の周りにも「鍼灸に行ったら、慢性的になってると思ってた症状があっさり治った。もっと早く行けばよかったって後悔している。」と言っている人がいますし、「なんとなくスッキリするから好き」と言う人もいます。

もし、医者に行っているもののなかなか症状が改善しないな、と思った人がいたら、鍼灸院の門も叩いてみてください。今までの苦労は何だったの、と思うくらいスピーディに治ることがあります。

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