母乳の増やし方

かぴです。

わが子が生まれて2か月目くらいに、自治体の産後ケア事業を利用して母乳外来に行ったことがあります。

わが子、生まれて半日で別の病院に2週間ほど行ってしまったものですから、完全母乳を目指すつもりがスタートダッシュでずっこけた感じでした。その間3~4時間ごとに搾乳で絞っていたものの、わが子が帰ってきたら病院からは母乳+ミルクを推進されていたので、ミルクを足していました。だから余計に母乳が足りてない気がして…。

母乳外来に行ってみました。ほかにもいろいろ聞いたので、シェアします。

母乳外来で聞いた話

ネットの「母乳を吸ってもらうほど、母乳は増えます。」 の真意

ネットには、「母乳を吸ってもらえばもらうほど、母乳は増えます。」というようなことが書かれているところが多かったんですよね。でも、この書きっぷりが私にはよくわからなかった。

「母乳を『赤ちゃんが乳首を吸って』出す」ことが大切なのか?

「母乳を『方法問わずとにかく外へ』出す」ことが大切なのか?

後者なら搾乳で何とかなるけど、前者だったら赤ちゃんいなければ詰みじゃないですか。

で、聞いてみた結果…

「母乳を『方法問わずとにかく外へ』出す」ことが正解だったようです。ただし、搾乳より赤ちゃんの吸てつ力の方が優れているので、搾乳もいいけどできるだけ赤ちゃんに吸ってもらった方が良いようです。

授乳の時間

母乳を飲ませる時間は、「左右5分ずつ」とか「10分ずつ」とかいろいろ書いてあって、何が本当かも分かりづらいですよね。聞いたところ、母乳を増やしたいなら、左右片方ずつ5分×2セット。合計20分。吸わせてからもう片方を5分吸わせている間に、吸ってない方がチャージするそうで。できるだけ乳房から母乳を排出するために、そのチャージ分も飲ませる。なので、5分×3セットでもいいそうです。

授乳の間隔

授乳から授乳の間は、なるべく3時間以内に(頻回授乳)。それが無理でもなるべく空けない。長時間になればなるほど、体が「もう作らなくていい」と判断して母乳量が減るそうです。夜はたくさん作られる一方で、赤ちゃんがぐっすり寝てしまえば時間が空きがちになるので、特に夜は注意。

母乳が増える黄金期

母乳がガンガン増える黄金期があるそうで、それは生後~1か月目まで。その後ペースは落ちるが2か月目までは増える。それ以降は、いくら吸わせても維持はできるけど増加はあまりしないそうです。

食べ物にも注意

油脂や糖分が多く使われている食べ物、カロリーが多い食べ物は、乳腺を詰まらせる原因に。乳腺炎になれば、熱が出て胸が痛くて体も辛いし、授乳もできません。できるだけ和食を心がけること(特にご飯は、母乳のエネルギーになる。)。水分もしっかりとること。

意外だったのは、「餅はあまりよろしくない」そうです。昔は「餅を食べろ」って言いましたよね(私も母から言われた)。これは、昔は高エネルギーの食べ物が少なかったからだそうです。現代は、餅以外で簡単にエネルギーが取れているから、ここで餅を積極的に食べてしまうと、オーバーになってしまうのだそうです。

哺乳瓶の乳首の種類

混合ならば、できれば…と教えてもらったことが、「哺乳瓶の乳首はピジョンの『桶屋式直接授乳訓練用母乳相談室』」を推奨、ということ。ドラッグストアなどでよく売られているのは『母乳実感』ですが、それよりも乳首の先が独特な形をしていて、若干固く、空気穴が小さいのが特徴です。

なぜかというと、『母乳実感』の方が本物の乳首よりも乳が出てきやすいため、ごくたまに母乳を嫌がりミルクしか飲まない赤ちゃんが出てくるためだそうです。あと、「訓練用」なだけあって、乳首の飲み方もマスターできる。

ただし、この『母乳相談室』の乳首、なかなか売ってないんですよね。私も赤十字病院の売店に売っていると教えてもらったので、わざわざそちらに行って買いました。一応ネットでも取り扱いがあります。

使い方に少々コツが要ります(上下を間違えない、たまに傾けて空気を抜いてやる)が、慣れれば特に問題なく、『母乳実感』と同じ感覚で使えます。わが子は10か月になりますが、未だに『母乳相談室』使ってますw本当は新生児用なんですけどね。母乳の吸い方もミルクの飲み方もとても上手な子になりましたよ。

それまで、「母乳実感」の月齢によりサイズが変わる乳首のラインナップは「こういうもんなんだ」と思っていただけだったのですが、今は「あぁ、これは完ミの人用のものなんだな」と気付きました。

まとめ

完全母乳育児を目指すなら。やることをまとめると…

1、生後~2か月(できれば1か月)以内に!
2、授乳時間は左右それぞれ5分×2セット、または3セット
3、間隔は3時間以内に、それができなくてもなるべく授乳の間が長時間空くことを避けて
4、とにかく、赤ちゃんでも搾乳でもいいから、乳房の中の母乳を出してしまうことを意識する
5、あっさり系食事+充分な水分補給をしよう

こんなところでしょうか。

産後ケア事業を使って合計8回くらい母乳外来にお世話になりました。が、残念ながら完全母乳はできずじまいです。。。原因は2か月目の後半に行ったので、ちょっと遅かったこと…。もしかしたら遺伝的要素もあるかもです。結局あんまり増えなかったので、混合で頑張ることになりました。きっと産褥期をおして新生児の頃に母乳外来に行ってたら、また違ったんでしょうかね。

でも、混合は調整が難しいし面倒も多いけれど悪くはないと思っています。母乳の利点、ミルクの利点、どちらも享受できますからね。

ご参考になれば幸いです。

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