「噂話」と「尾ひれはひれ」

かぴです。

フィットボクシング3日目。背中や足が軽く筋肉痛のような感じです。只今の体重62.4㎏です。

 

 タイトルの、いきなり降って湧いたことなんですが、自分でかみ砕いているうちに「昔の人は良く言ったものだ」と思いました。

 噂話って、まるっと真実であることってあんまりないですよね。なぜなら、大抵はどこかに「尾ひれはひれ」がついてしまうから。

「尾ひれはひれ」
何かと誇張を交えて話すさまなどを意味する表現。元来「尾鰭を付ける」で同じ意味を表し、「はひれ」の語源は未詳とされる。「尾鰭を付ける」は尾や鰭などの余計なものを付ける意。
weblio辞書から引用)

 例えば、「真実の話」→「金魚」だとしましょう。「真実の話」だけしていれば、金魚は金魚のままです。しかし、この金魚の尾びれに「別の話」→「サメの尾」をつけてしまうとどうなるか。

「金魚」は、「サメの尾を持つ金魚」になる。

 しかし、そんな金魚、実在しませんよね。つまり、「サメの尾(別の話)」をくっつけた時点で、「金魚(真実の話)」は、金魚の面影があろうと”虚構のもの”になってしまうのです。

 さらに、「はひれ」は、一説によると「羽ひれ」だそうです。さあ、想像してみてください。「金魚」に「サメの尾」と「羽」と余計な「ひれ」をくっつけた生物を。・・・最早ファンタジーに出てくる生物じゃないですか。

 噂話もそうですよね。人づてに伝わっていくうちに、事実とは全く違う話になってしまうのはあるあるです。そして困ったことに、「人の口に戸は立てられぬ」ということわざもある通り、噂話を止めようとしても事実とは全く違う話が、さらに間違った方向に捻じ曲げられながら遠くの方に伝わってしまう。

 だから、「噂話を信じるな」「噂話は流すな」って言うんですよね。それでも、噂話が好きで広めちゃう人はいるんですけれども。

噂話が生む”良いこと”は、「噂話をする人たちがその場限りの一瞬の快楽に浸れること」。”悪いこと”は、「噂話をたてられた人が何百時間も嫌な思いをするかもしれないこと」。根拠がはっきりしない話が耳に入ってきたら、自分が”戸”になることを選びたいものです。

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