某不登校Youtuberと人気Youtuberの生放送について

かぴです。

某不登校Youtuberと人気Youtuberって、特に不登校の方は、メディアに取り上げられたこともあるので、聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

人気YoutuberのLiveにて、某不登校Youtuberと話をするという一幕がありました。もう誰のことかわかる方もいると思いますが、某不登校Youtuber=ゆたぼん、人気Youtuber=コレコレ という方です。

かぴはYoutubeによくお世話になっていますが、このゆたぼんと、もう一人、リサイクルの会社・リバーズエコを経営している小川社長という方の動画を最近追っていました。そして、ゆたぼんとコレコレ氏の話に衝撃を受け、小川社長が不憫すぎると思ってしまったので、ちょっとここに吐き出します。

「ゆたぼん」とは?今どうなってるの?

かぴがゆたぼんのことを知ったのは、卒業証書をビリビリに破くという衝撃の動画からです。知らない方もいると思うので、どのような人物なのかをざっくり書くと…

①大阪出身、現在は沖縄県在住。小学校3年生のときに、宿題をやってこないことを先生にとがめられ、トラブルになり不登校に。(“周囲の子と同じことをするのが嫌。ほかの子がロボットに見えた”ゆたぼん談)
②Youtube活動開始。「学校に行きたい子は行って、行かない子は行かなければええねん。」「人生は一度しかないんやから、楽しく冒険せな!人生は冒険だ!自由に生きよう!死んだらアカン!」といったような内容を主張する動画を数多く作成・投稿。
③アップした動画の中に、小学校に1人で卒業式に参加し、卒業証書を校長先生にもらう→自宅でビリビリに破る といったパフォーマンスを行い、波紋を呼ぶ。現在14歳で中学生だが、中学も不登校。
④有名人ともコラボしたり、会って話をするなどの活動も行う。亀田親子のジムでボクシングを習う。動画の内容について度々炎上する。
⑤クラウドファンディングで「日本全国をまわって、不登校の子どもたちに元気と勇気を与えたい」「全国を回って、教科書では学べないことを学んでくる」などの名目で支援を募り、目標を100万円上回る金額を達成。「スタディ号」というトラックを作って6月に日本一周を東京からスタート。関東→中部→東北→北海道と、巡業中。

⑤の活動は、素晴らしい活動だと支援する人も多かったのですが、今は「支援金を返せ」という騒動になっています。なぜかというと、「不登校の子供たちにに元気と勇気を与える」という名目なのに、SNSやブログ、動画にその様子がほとんど見られないから。私も彼のブログと、いくつか動画も見てみましたが、観光地を回る・美味しいものを食べる・楽しい体験をするといった様子を見せたり、話したりするばかりで、確かに不登校の子を励ました様子をうかがわせるものは非常に少ない印象でした。フリースクールに行ったというものもありましたが、玄関を映して見せただけで、実際に子どもたちに会って話したような様子は伺えず…。

かぴは、前から「会った子の名前や写真は出せないのは理解できるけど、『こんな話した』とか、『この子の話からこんなことを思った』とか、実際会ってるならそういうことだけでも書けばいいのに。」と思っていました。完全な匿名状態で、「それを載せないでください」という子はいないだろうし、実際に会った子だって、有名な人に自分のことを書いてくれたらむしろ嬉しくなると思うんですけどねぇ。

リバーズエコ(Rivers eco) 小川社長とは?

私がこの方を知ったのはつい最近です。Yotubeのおすすめ動画に上がってきたので見ました。

①愛媛県の、金属リサイクルや家電・パソコンのリユース業を営む会社と、その社長。
②アップする動画の内容は、金属リサイクルのことであったり、仕事の一部を見せるもの。一方で、ゆたぼんややさぐれメタルなどのYoutuberの行動に意見する動画もアップする。(最近はこっちの方が多い)
③ゆたぼんについても思うところがあり、主にゆたぼん父にSNSを通じて直接意見を言っていたようだが、父にブロックされ、直接言えなくなった。しかしこのまま放置はできないと、ゆたぼんの行動に対し意見する動画をアップし続ける。(匿名で顔も見せず批判するアンチ、とゆたぼん父が嘲ったので、タイマンで堂々と話をする姿勢を示すため、実名と顔を公表している。)
④クラウドファンディングにも8万円を支援。理由は、クラウドファンディングの見返りに「支援者に会いに行って話をする」というものがあり、ゆたぼん親子に会社まで来てもらい、ゆたぼんに職場体験をさせたかったのと、親子に直接話をしたかったから。あと、ゆたぼんが日本全国をまわって不登校の子たちに会ってくることは、彼のためにもなるのではないかと考えたから。

一見、厳つめのお兄さんで、意見する動画では怒りのあまり少々荒い言葉遣いも散見されます。昔の写真が動画の中に少し出てきたことがありますが、舐められないように気を張っていた時期もあった感じです。しかし、よく話を聞いてみれば、一本筋の通った、真面目でやさしいお兄さんであることが分かります。ゆたぼんのことも、ありがちな「生意気なガキに鉄槌を」ではなく、「このままだと人生が破綻する可能性が高いから、どうか目を覚まして真っ当な人生を歩んでほしいと願っている」という旨の話を繰り返ししています。動画の中でも、「ゆたぼん親子が来たら、罵倒や誹謗中傷は(向こうがしてこない限り)絶対しない。会社で体験(スタディ)して、俺の話を聞いていってほしい。」ということを話しています。ゆたぼんのことを本気で心配して、面倒な動画をアップし、説教するためにクラウドファンディングで高額支援をしているのは、彼くらいではないでしょうか。

生放送で、ゆたぼんとコレコレ氏の会話を聞いた感想

「いや、それはないでしょ…」の連続

この2人はラインで通話をしたようです。コレコレ氏は、ゆたぼんに、主にクラウドファンディングでの日本一周について、色々と質問をしました。詳しい内容は動画にありますが、「いや、それはないでしょ…」の連続でした。かいつまんで書きます。

今まで会った不登校の子たちは35人、うち34人に「すべて」断られた?

①写真の相手の子の顔や背景にモザイクをかけて公表すること

②録音し、ボイスチェンジャーで変換して音声のみを公表すること

③アップはしない、ただの「記念写真」を撮ること

④会うまでのSNS等での文章でのやりとりを、アカウント等の情報を隠して公表すること

これらすべて「聞いてみたけどダメって言われた」そうです。今まで会った34人の子や親たちに

①については、一度公表したけれど、「アンチたちに特定されて、会った子の親に嫌がらせがあった」と話していましたが、分からないようにボカしたはずのものを、そんな簡単に特定できるものなんでしょうかね。コレコレ氏もびっくりして、色々とツッコんでいました。しかし「ダメだって言われたから」の一点張りでした。

話せば話すほど墓穴を掘る感じで、矛盾も生まれていっていました。

ちなみに35人の中でたった1人公表した子は、支援金返せと炎上が始まってからアップされたものです。

「無理だと思いますけど」。…君、やる気がないね?

コレコレ氏から「手紙を書いてもらって、公表するのはどう?」などの提案がありました。「それ、良いですね!」と反応したものの、「聞いてみますね。ムリだと思いますけど。

・・・んー・・・(ー”-;;;)

ほかにも提案がいくつかありましたが、「やってみますね。ムリだと思いますけど。」という返事。

やる気がある人は、最初から「ムリだと思う」なんて言わないんですよね。最初からやる気がない人が、「ムリだと思う(から、やってもムダに決まってる)」と言うんです。ゆたぼんの本音がダダ漏れてると思いました。

小川社長を「おかしいアンチ」呼ばわり…「返金予定。怖いから会わない。」

コレコレ氏の生放送に、小川社長から直々にスパチャが入ったそうで、コレコレ氏はそれに従い小川社長のことについてもゆたぼんに聞きました。その回答は…見出しの通り。

「怖いから会わない」は、まぁわかります。人間、自分がやってきたことが否定されるかもと思ったら、逃げたくなりますから。叱られるのは嫌、は子ども共通の思いでしょう。小川社長、一見厳つい顔つきですしね。動画の話しっぷりを見たって、14歳の子どもが委縮してしまうのもわかる気はします。

しかし良くないのは、「売名のためにやってる」「アンチだから相手しない」と切り捨てただけでなく、「ヒカキンを襲った不審者と同じ、何をするか分からない人」などと中傷したこと。被害妄想が働いているとしても、公の場で言っちゃいけないことってありますよね。

行かないなら行かないと連絡を入れるべきでは、とコレコレ氏伝いに小川社長に言われ、「はいはい、これからやりますよ」って感じの、半ば投げやりに見える口調で答えていました。

相手方に予定を伝えることを疎かにしたとき、今どきは忙しさを理由にはできないですね。メールや電話一本入れるくらい、移動中でもできますから。

小川社長の反応…「絶句。」

小川社長も、弁護士と映った動画を上げていました。2人して黙った状態からスタートし、「これは…絶句としか…」と思い空気でした。

「怒りというより、悲しい気持ち」と話していたのも印象的でした。

ゆたぼんが来たら、こんな話をしよう、職場体験としてこんなことをさせてあげよう、とまで色々と考えていたそうなのに。

やさぐれメタルとの件など、別方向でもかなり心身ともにご苦労をされているようなので、彼の心が非常に心配になりました。

個人的見解

この生放送後、この件についてまとめた動画がドバーッと溢れました。皆さんやはり思うところはたくさんあるんですよね。小川社長への同情もたくさん集まっていました。

私は、ゆたぼんの「学校に行きたい子は行けばいい。行きたくない子は行かなくて良い」は、否定しません。いろんな事情を抱えて、どうしても行けなくて、無理して行ったら負わなくて良い傷を負う子もいます。しかし、他の言い分はどうも同意はできません。彼の言い分は極端で、要するに「楽しいことだけやってパッパラパーで生きようぜ」と言っているように聞こえてしまうのです。でもそれって、猿以下の思考停止の生き方だと思えてしまうのです。そんな人ばかりになったら、社会は回らず、それこそ”世紀末”な世の中になるでしょう。

「教科書から学べないことを日本一周で学べてる」と言います。確かに教科書に載っていないことも世の中には多いです。しかし教科書の内容をしっかり頭に入れたうえで日本一周で学ぶと、しっかりした土台の上に家を建てるのと同じで、もっと楽しいし、効果も高いと思うんですよね。日本一周で見てくるだけだと、土の上に柱を立てているようなものだと思うんです。なんだか、もったいないと感じます。

10代の子どもが思いつくはずのない企画も色々やっているので、裏ではゆたぼん父が操っているんだろうなと思わざるをえません。

また、ゆたぼんが今回話したことは、正直ほとんどが「嘘」にしか聞こえませんでした。整合性がないし、怪しい態度が多いんですもの。14歳の時点でそれでは、将来は良い方向には向きません。

是非、ゆたぼんは愛媛県でリバーズエコに行って、小川社長と話をしてほしかったし、方針転換してくれないかなと思います。

小川社長の無念は計り知れないと思います。しかしながら、人気Youtuberの生放送で話題になったことで、小川社長のことを初めて知った人は増えただろうし、批判する人も増えるでしょうけれど、応援する人はもっと増えるだろうと思いました。これが追い風になると良いなと思います。

ゆたぼんにとっても、小川社長にとっても、最後は2人とも「良かった」と思える結末になってほしいと思います。

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