かぴです。
虎に翼、主人公は無事に入学できましたね。
ここまでくるのに、「母を説得する」という壁がありました。父に頼んだものの結局役に立たず、自分で伝えることになりましたが、最初は頑なだった母。
視聴しながら、「気持ちは分かる気がする!」と思ってしまいました。
ドラマでは単に「法律を勉強したい」というだけですが、この時のインパクトを現代に例えるなら、「eスポーツをやりたい」に近いのではないでしょうか。
多くの人が憧れはしてもその道は選ばない。なぜなら、現実は非常に険しいし成功できる人は限られたごく一握りだから。失敗して進路変更しようにも、遅れるほど潰しが利かない。
皆さん、どうでしょうか。母としては、わが子には整備されていなくてどこかで事故るかもしれないガタガタのレールよりも、たくさんの人が通ってある程度安全が確約されているレールを行ってもらった方が遥かに安心できますよね。
娘を愛しているからこそ、強引に安全なレールに乗せようとした母でしたが、娘の未来を貶されたことにより、代々受け継がれてきた女の呪縛を自分の代で断ち切ることを選び、未整備のレールを選びたがっていた娘の背中を押す。これも娘を愛しているからこそ、ですね。
大きな決断だったと思います。これはドラマですが、当時は似たような決心を固めた親子はたくさんいたんだろうな。(でなければ、現代の共働きはあり得ません。)
世の女性のパイオニアになっていく寅子の今後に期待です。
癖の強い学友が沢山できましたが、彼女らとどんな交流をしていくのか。
とりあえず、あのキレやすい男装の麗人と仲良くなるところからですね。
多分ですけど、あの男装の子、男と肩を並べたくても社会的、肉体的にどうにもならない差を感じて自分の性別を恥じていそうなので(だから、グループを作ってお喋りに興じる、すぐ泣く、簡単に同調する、などの周囲の女らしい行動に苛立つ)、寅子との交流を通して、いつか「男に負けないくらい強い女の法律家になってやる」とかそういう目標をもって、ある日堂々と女学生の姿で登校を始めるんじゃないかな。
コメント